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論文解説認知科学脳科学身体所有感錯覚
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みなさんこんにちは。Kaibaです。 前回のラバーハンドイリュージョンに続き、今回はもう少しマニアックで、そして画期的な日本発の研究**「スライムハンド錯覚」**を紹介します。
スライムでも「自分の手」?
ラバーハンドイリュージョンでは、ニセモノの手が「本物の手に似ていること」が重要だと言われてきました。 しかし、2021年のこの研究は、そんな常識をあっさりと覆してしまいました。
<YouTube videoId="bV4-45t1m2I" />実験で使うのは、なんとドロドロのスライム。 鏡に映ったスライムと、隠れた自分の手の皮膚を、同時に引っ張る。 すると参加者は「うわっ、自分の皮膚がニューっと伸びた!」と感じたのです。
身体イメージの「二重構造」
なぜスライムでも錯覚が起きるのか。 研究チームは、私たちの身体イメージが2つの層でできているのではないかと提案しています。
- カタチの身体(構造的身体像): 骨格や関節など、形に関する感覚。これはスライムでは騙せません。
- 表面の身体(表層的身体像): 皮膚のような表面の感覚。こちらは柔軟で、スライムのような変形も受け入れてしまうようです。
おわりに
さて、今回はこの辺で筆を置くとしましょう。 自分の体がスライムになったように感じるなんて、少しホラーですが、脳の適応能力の高さには驚かされます。 この「表面の身体」の感覚をうまく使えば、人間以外の形のVRアバターにも、もっと自然になれるのかもしれませんね。
それでは、また。