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みなさんこんにちは。Kaibaです。 今回は、私が認知科学にハマるきっかけの一つにもなった、有名な**「ラバーハンドイリュージョン」**についてお話しします。
「自分の手だ」と感じる不思議
<YouTube videoId="tcUprI-Fdyc" />実験はシンプルです。 自分の手を隠し、目の前にゴムの手(ラバーハンド)を置く。 そして、自分の手とゴムの手を、同時に筆で撫でられる。
ただそれだけなのに、数分後には多くの人が「目の前のゴムの手が自分の手になった気がする!」と言い出します。 不思議ですよね。脳は意外と簡単にだまされてしまうんです。
脳の推測ゲーム
なぜこんなことが起きるのか。鍵は**「同期」**です。 「ゴムの手が撫でられている(視覚)」と「自分の手が撫でられている(触覚)」。 この2つのタイミングが完全に一致すると、脳はこう推論します。
「こんなに偶然の一致が起きるはずがない。きっとこれは『一つの出来事』なんだ。つまり、目の前のゴムの手こそが、自分の手なんだ!」
これをベイズ推定と言ったりしますが、要するに脳は常に、入ってくる情報を元に「最もありえそうな辻褄合わせ」を行っているわけです。
前運動野の働き
fMRIの研究によると、この時脳の**「前運動野」**という場所が活発になるそうです。 ここは視覚や触覚の情報を統合し、「ここからここまでが自分だ」という身体の地図を作っている場所。 どうやらここで、身体の境界線が書き換えられているようですね。
おわりに
さて、今回はこの辺で筆を置くとしましょう。 当たり前だと思っている「自分の体」という感覚も、実は脳が毎瞬作り出している仮説に過ぎないのかもしれません。 そう考えると、VRでアバターになりきる感覚も、案外自然なことのように思えてきます。
それでは、また。