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暦本純一先生に学ぶ研究の実践 2025-10-03

研究工学方法論HCI

みなさんこんにちは。Kaibaです。 今回は、HCI(ヒューマン・コンピュータ・インタラクション)分野のトップランナーである暦本純一先生の思想について、自分なりに学んだことを書き留めておこうと思います。 学生時代、研究テーマに悩んでいた時に触れた先生の言葉は、今でも自分の指針になっています。

1. すべては「クレーム」から始まる

暦本先生はよく**「クレーム (Claim)」**という言葉を使われます。 これは単なる不平不満ではなく、「この世界はもっとこうあるべきだ」「こうなれば面白い」という、検証可能で価値のある命題のことです。

研究とは、このクレームを実証するプロセスである、と。 「ただ作ってみました」ではなく、「このモノを作ることで、世界に対する新しい見方を提示する」。その視座の高さが重要だと学びました。

2. プロトタイプという「思考の道具」

そして、そのクレームを検証するための手段が**「プロトタイピング」**です。 プロトタイプは単なる試作品ではありません。作りながら考えるための、思考の道具です。 頭だけで考えていても分からないことが、形にしてみることで初めて見えてくる。先生の研究プロジェクト(NaviCamやSmartSkinなど)を見ると、まずは荒削りでも形にすることの重要性がよく分かります。

3. 「妄想力」と「実行力」

最後に、「妄想力」「実行力」。 常識にとらわれずに未来を妄想する力と、それを実際に手を動かして形にする力。この両輪が回って初めて、イノベーションが生まれる。 「未来を予測する最善の方法は、それを発明することだ」というアラン・ケイの言葉を、文字通り体現されているのが暦本先生なのだと思います。

おわりに

さて、今回はこの辺で筆を置くとしましょう。 自分も研究者として、あるいは一人のエンジニアとして、妄想を形にし、世界に新しいクレームを提示できるような存在になりたいものです。

それでは、また。

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